Verse 1
I will stop
I will stop at nothing
私は手段を選ぶつもりはない
say the right things
when an electioneering
選挙運動中は正しいことを言う
I trust I can rely on your vote
君たちの票は頼りにできると信じてるよ
Chorus 1
when I go forwards, you go backwards
and somewhere we will meet
私が前に進むとき、君は後ろに向かう
そしてどこかで我々は出会うだろう
Verse 2
Riot Shields
対暴徒用の盾
Voodoo Economics
根拠のない経済論
It’s just business
これはただのお仕事
Cattle prods and the I.M.F
家畜の催促と、国際通貨基金
I trust I can rely on your vote
君たちの票は頼りにできると信じてるよ
Chorus 2
when I go forwards, you go backwards
and somewhere we will meet
私が前に進むとき、君は後ろに向かう
そしてどこかで我々は出会うだろう
electioneering : 選挙運動
stop at nothing : 直訳で「どこにも止まらない」。転じて「なんだってする」「手段を選ばない」
Riot Shields : 特殊部隊とかが犯人制圧とかするときに武装してるアレ。盾
Voodoo Economics : 直訳で「ブードゥー教的な経済学」。特に、「減税すれば公的支出が維持、ないしは増加する」という論調に用いられるらしい。供給側重視のレーガノミクスに対して、ブッシュが用いた語らしい。知らんけど
Cattle : 牛、家畜
prods : 催促、突く
IMF : 国際通貨基金
Radioheadって、短い曲だと簡潔な文章が続いて英語初学者には嬉しい
嫌味のある候補者っぽいノリで訳しました
サビが示唆的でいいですね。「本当は真逆の方向に進ませているが、結局よろしくやることになってるのだよ。民衆には感知できないだろうけど」みたいな嫌なニュアンスだと思ってます
ネットではライブ版が見つかるけど、スタジオ版はなくて残念
ギタリスト向けにちょっとレビュー
エグみを強調した乱暴なチョップ奏法と、半端で気持ち悪いヴィブラート/チョーキングを織り交ぜつつも非常にキャッチーなギターリフが印象的
それに呼応するかのようなトム・ヨークの厭世観たっぷりな歌い方が素敵です
マイナーの音使い全開で、聴いてて息苦しくなるサビがサイコーです
サビでのリードギターは、高音弦から、大胆なことに最低音弦へおどろおどろしく下降していきますが、次の8小節では気持ちを逆なでするように最低音弦から中音弦まで復帰。そしてまたあの気持ち悪くなるリフへと帰ってきます
単調なリズムとボーカルの上に、よく出来たギターフレーズ。ジョニー・グリーンウッド最高。。。
Verse2の後の、展開に深みを持たせるテンポダウンにて、低音弦ぶるぶるさせるだけのシンプルなフレーズ。。。(パラノイドアンドロイドにもあった気が)
間奏でのリズムを狂わせたソロ
曲中で光りまくる、音をオン・オフする彼特製のカットオフスイッチ等など……チープなギターテクで色々アレコレする感じが、なんかオルタナってカンヂで惚れ惚れしますね
彼曰く「ギターは表現の手段の一つでしかない」らしく、演奏テクニックは最低限しかない印象です。ですが、これは下手くそというわけではありません。リズムだって外したりはしないし、意味のないノイズだってちゃんとミュートできる。いつだって適切にギターを鳴らせられる
つまり、音楽への高い理解と技術と発想があれば、最低限のテクでキャッチーなこともできちゃうし、ちょっと理解難しめなこともやれちゃうって訳ですね
そんなグリーンウッドさんですが、実はちゃんとクラシックの素養があります。西洋音楽理論あがりのギタリストって、音の選択が効果的でうまい
卓越したセンスと早死にで伝説的存在と化してるランディローズや、ロック定番フレーズをいろんなポジションで弾いちゃうスティーブ・ヴァイ。意味わかんない方向に走り続ける職人ジェフベック。運指に捉われない、ロック視点じゃ生まれないスマートなことをやってのける方々ばかりと言えばいいかな
あと初期赤い公園とか
とりあえずジョニーグリーンウッド的にもクラシックはやっぱつよかった
やっぱキーボードっていいですね
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